環境省は27日、福島第1原発事故で放射性物質が付着した恐れのある福島県内のがれきの処分をめぐり、中通り地方の10町村で焼却などの通常処理を認めると発表した。いずれも大気中の放射線量が比較的低かったことなどを踏まえ、がれきを一般廃棄物として扱っても問題ないと判断した。当面は福島県内で処理してもらう。
同省によると、10町村では、大気中の放射線量が既に通常処理を認めている同県西部の会津地方に比べて同程度かそれ以下だったことに加え、がれきが集められた仮置き場でも高い放射線量は検出されなかった。焼却して濃度が高まる心配もないという。(2011/05/27-18:19)
福島のがれき、10町村で通常処理=焼却しても問題なし-環境省 |
2011年5月30日 |
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